aki100mac’s blog

日頃考えていること、体験したことをブログしています。

あなたは、ご自分のお葬式とお骨の行く末を考えておられますか?

今日はいつもにも増して、ちょっと気の重たい話題に行こうと思います。このところ自分の人生の終わらせ方について、そうですね、世間では終活といわれていますが、あれを考えています。少し長くなりますがお付き合いください。
 
今朝、仕事場の机の中を整理していて出てきたお手紙から、アメリカ人の男性と可愛い息子さんの写真がハラリと落ちました。
 以前、福岡市のとあるホスピスに勤務していましたとき、患者さんの娘さんを通じて、その夫である、一人のアメリカ人男性と知り合いました。その方です。
彼もまた癌に罹患し、アメリカで治療中でした。義理のお義母さんの病状を心配して、わざわざ福岡の地にやってきていました。息子さんを連れて。穏やかでとても優しく、笑顔が素敵なナイスガイでした。
娘さんは、丁度その頃、アメリカ合衆国で、メソジスト教会の牧師に任命されたばかりでした。私が教会に出席していることをお話ししますと、アメリカ合衆国の教会のことを詳しく教えてくださいました。お母さんは緩和ケア病棟から退院でき、在宅で過ごし、緩和ケア外来への通院を開始しました。娘さん一家は、アメリカに戻りました。
私が西南学院教会で宣べた説教の原稿、それに私の使っていたオカリナなどを、夫妻に餞別として贈りました。
無事にアメリカの教会に届いたそのオカリナは今誰か演奏していますかね。
娘さんからはクリスマスカードなどが送付されてきました。その都度近況をお知らせしました。
「いつかアメリカに来ることがあれば、教会で演奏して貰えますか?」と嬉しいお便りを戴いていました。
 私は、床に落ちた写真を拾いました。そしてこう思いました。
「これは何かの啓示なのかもしれませんね。そうだ、いつかはと思っていましたが、来年辺り、元気なうちに一度、その教会にいってみようかしら。」と。
 そこで、日本におけるメソジスト教会の歴史などをGoogleで調べていましたら、福岡女学院メソジスト派ですが、そこのホームページからある記事に出
会いました。
そこから「オリブ山葬祭」についての西日本新聞の記事、そしてこの「おとむらい牧師隊」の記事に導かれたというわけです。
最近の教会はどこも高齢化が進み、人出が足りず、教会堂でお葬式をして貰えることがだんだん難しくなっていっています。

クリスチャンが経営するキリスト教式葬儀社

 

西日本新聞の記事です。
また、一般の葬祭場では結構な金額がかかるため、財力的によほどの余力がなければ、一般的に家族葬のような事になりがちですよね。
そうしたときでも、このような形で、「キリスト教式」でお葬式ができれば安心です。
 そして、もし教会堂でのお葬式が可能であっても、人出がかなり必要になるものですから、そうした人をケータリングしてくれるようなサービスがあれば、なおいいです。
 ご自分のお葬式、あなたは、どこで、どんな形式でしてもらいたいですか?

自分の生い立ちからの自分史、財産のこと、残していくもの、人などを記載できます。
私は、「My Life Binder」に記載を始めました。福岡の丸善でみつけたものです。A5サイズでコンパクトです。
そして書き方ガイドブックもありますので、どなたにでも記載はできますし、持ち運びも簡単です。そして、自分の近親者や先祖たちについての家系図への記載がやたらに充実していて面白いです。また自分のお葬式をどこで、どのような形式で行われるか希望し記載する欄が充実していて、誰に出席してほしいのか、あるいは逆に出席してほしくなければその氏名を記載し、葬儀の主催者にハッキリと伝えられるようになっています。これはとても面白いと思いました。大きな書店に行けば、終活のコーナーがあるものですから、ご自分で手に取って、気に入ったものを買い求めてみてくださいね。
 どのようなものでもいいですから、ACPを周囲の親しい方たちとして、ご自分のことを書き記し、どんな医療を望むのか、あるいは望まないのか、どこで生活するのか、最期は病院なのか、自宅なのか、あるいは療養施設なのか、あるいは、日本なのか外国なのか、旅先だのかなどなど考えて、記載しておくことで、家族や友人知人がとても助かると思います。
お元気なうちから、ご家族とゆっくり相談なさってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、わたしは小言官兵衛で、とてもうるさいし、自宅で安らかな臨終とはいかないらしく、
私の子どもには、「お父さん、ボケたらいいところにいれてあげるから安心していいよ。それに死にそうになったら、どこかいい病院なんかを探して入れてあげるからね。」と言われてしまっています・・。(*^。^*)
どうしたものでしょうね。
 手紙から滑り落ちた一葉の写真、そしてそれに纏わる物語を書いてみました。皆さんの心にはどのように伝わったのでしょうね。
 私は、17,8年の時空を超えて、一気にあの時代にタイムスリップした気持ちです。さて、今夜、いただいていたアメリカのご住所に手紙を認めてみましょう。投函しないかもしれない手紙です。ゆっくりと筆を執ることにしましょう。