aki100mac’s blog

日頃考えていること、体験したことをブログしています。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

春はあけぼの

田川から、おはようございま〜す。 古の歌人、清少納言の大ベストセラー「枕草子」のはじまり、「春はあけぼの。ようよう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」を想起させます。また万葉集の中に、たくさん、山際に纏わる和歌…

緩和ケアは一期一会

今日も一日何とか乗り切りました。院内のヤマザキショップで、久しぶりに買い物をしました。ある患者さんが、「アイスクリームが食べたいんです。お願いです。」と言って拝まれました。急性期病棟は、その時猫の手も借りたいほどの忙しさでした。私が売店ま…

苔、植物の寄せ植えに、小さな存在である人間の弱さ、愚かさに思いを馳せる。

天神ソラリアプラザ、B1のP2で購入した苔の寄せ植えの鉢です。少し枯れていた苔もありましたが、1週間掛けて植え替えしていただきました。綺麗に蘇りました。シダ類や、苔類、それに枯れ木、山小屋、台地、沢など、野趣に富んでいます。フィギュアも置か…

『ルリユールおじさん』

私の一押しの絵本です。ジワ〜ッときます。人の一生と仕事、受け継がれる命についての絵本です。 小さな女の子が自分の持つ図鑑を修復してくれる人を探して、街を巡ります。そして見つけた本の修復店。そこにいたのはRelieurというおじいさんでした。日本語…

緩和ケアカフェ、始めます。

Covid-19が猛威を振るい、田川市立病院講堂での対面式の緩和ケア勉強会は2020年4月で休止しました。7月から、オンライン、ZOOMを使っての配信が始まりました。 緩和ケア病棟に予定されていた病棟は「コロナ患者さんを受け入れる」病棟に模様替えされて…

オープンカンファレンスで語った緩和ケアを実践するべく、田川市立病院緩和ケア丸の処女航海が始まります。

私の父は、日本バプテスト教会の牧師でした。彼は旧熊本薬学専門学校(熊本大学薬学部の前身)を卒業し、薬学の研究者になりました。その後宮崎県立病院の薬局長として勤務したのですが、それから西南学院大学神学部に学士入学して、牧師となりました。研究…

地域の「緩和ケアセンター」で、「死の準備教育」が必要です。

地域において、「緩和ケアセンター」が中心となり、病院やクリニックからの相談を受けることができれば、その地域の緩和ケアのレベルが確実に上がるでしょう。 また、一般の市民からの相談も受けることができれば、その地域の市民の不安も和らぐでしょう。 …

緩和ケア病棟で働くスタッフへの提言

緩和ケア病棟で働くスタッフへ、いくつかの提言 1.Gentle Challengeが必要です 死への穏やかな挑戦 かなり早くから死を受け入れるような挑戦 人は死を突然受容することは難しく、それがなされるためには、その人は平生から、death education(死への準備教…

在宅医療を支えているアプリ

3月20日、午前中に訪問診療で2軒のお宅に伺いました。1軒目の方の介護用ベッドの上の天上から、点滴スタンドならぬ、「点滴すだれ」が設えてありました。よくできています。2軒目のお宅では、患者さんの「嫁入り道具」だった「衣紋掛け」にフックがつ…

人生の春休み

大分県直入町、大丸旅館の書斎です。 今大分に来ています。東九州九州自動車道で、別府湾が近くなったとき、クルマのラジオがFM大分の電波を受信しました。ハイファイセットの懐かしい歌声が、聞こえてきました。 荒井由実作詞作曲の「最後の春休み」です。…