aki100mac’s blog

日頃考えていること、体験したことをブログしています。

シャッター街に想ふ

ちょっと郵便局に用時があり行きました。用時を済ませ、通りの向こうを見ますとちょうど駅前の商店街がありました。まだここに来てから商店街には一度も足を踏み入れていませんでした。
では、ちょっとどんな感じなのか、行ってみましょうか、と。

田川、伊田駅前の商店街 今はもうシャッター街
日曜日の午後なのに、お店が一軒も開いていません。
歩いているのは私だけで、私の靴音しかしません。静寂です。
日本の商店街、程度の差はあるのでしょうが、ここまできますと、寂しさを通り越して、ある意味芸術的な、フィルムノワールのような、デカダンスの薫りさえしてくる気がします。
黒崎の商店街、直方の商店街、戸畑の商店街・・、日本全国、津々浦々、大都会以外はどこも同じようですね。私が小学生、中学生、高校生だった頃とは商店そのものが、大きなスーパーにどんどん浸食され、人々が購買するところも次第に変わりましたからね。仕方がないのと、そのスーパーやデパートさえもが、今度はネット販売に押されてしまい、やがては消えていく運命になりそうです。残るのは食品売り場やデパ地下などに限られていそうです。
 少子化対策、いろいろ言われていますし、でも、おそらくですが、少子化高齢化の波はもう変えられないと思っています。
特に地方は、その波に飲み込まれていき、やがて消えゆこうとしています。
或る本には、「数十年後、九州で今よりも人口が増えて生き残るのは、福岡市くらいでしょう・・」と記載してありました。
 
  その中で、私が、今日を笑顔で精一杯生き抜くこと、それができていれば、あとのことはあとの社会に生きる人が、自ずから考えていくことでしょうよ。

緑に埋もれ、もはや何のお店だったか定かではない・・
 ここを観ますと、アメリカ中西部の昔は栄えていたところが、ゴーストタウンになり、失業者、高齢者で溢れている現状をリポートしていたテレビの番組を思い出します。
 こうした人の営みの栄枯盛衰に左右されないような生き方を、探していこうと思います。