2005年12月8日に、西南学院大学チャペルでお話ししたことがあります。当時私は某病院のホスピス施設長をしていました。確か、時間休を取って、ランキンチャペルに行きました。当時既にランキンチャペルは老朽化が進み、2階には立ち入れない状態でした。
当日お話しした内容は、チャペル講話集(39)、2005年度の106ページから110ページに掲載されています。
タイトルは、〝大学教育における【ベンチ】の役割〟です。
当時の宗教部の課長だった方が、「今度は全学の記念日に、お話しして貰えませんでしょうか?」とお願いされました。
これは2007年3月に、東京の聖路加交際病院と神奈川のピースハウス病院に併任するという、前代未聞(聖路加でも、ピースハウスでも事務方がとても困りましたし、私自身が一番困惑しましたが、故日野原重明先生の意向でそうなりました。)の普通では考えられないような勤務形態になりましたし、勤務場所も関東に移りましたので、止むを得ずキリスト教学科の非常勤講師はその年で退職しています。
2005年の実践神学初年度のシラバスが出てきました。ここに防備録として掲載しておきます。
これを見ますと、今でも内容にはいささかも変更する箇所はありません。
この内容に枝葉をつけ、栄養をやり、葉脈が縦横に育ち、瑞瑞しい一つの木に育てばいいなと思います。私のライフワーク、まだまだありましたね。
私の弟が関東で医師をしていますが、彼は東京のある独立した教会で日曜日はそこに捧げているのだと思います。前の牧師先生がお亡くなりになられたあとはしばらく無牧でしたから、彼が中心となり、新たな芽が蒔かれていることでしょう。これから東京に行く機会も増えていくでしょうから、日曜日にはその教会を訪れてみたいと思います。このスナップは、私が1997年4月に、上智大学キャンパス、迎賓館があります、そんな立地の公園を散歩していたとき、北欧系と覚しき母親が、日本人の画家でしょうか、油彩を描いておられるその絵にじっと見入る2、3才くらいの幼女を見守り、その2人をお祖父ちゃんと思われる初老の男性が全体を見守っている、そんな微笑ましい瞬間をパチリと撮った一葉の写真です。まだデジタルカメラではなくて、確かフィルムカメラを現像に出していたと思います。 今となりましては貴重な貴重な写真です。当時の空気感を思い出します。何だかとても心洗われる、そんな感じです。