aki100mac’s blog

日頃考えていること、体験したことをブログしています。

ピアノについて

ヤマハアップライトピアノの最高峰であるYUS5の概要です。まあ、その上にYUS7があることはあるのですが、それよりも、中古で程度の良いSTEINWAY&SONSに魅力を感じます
この写真と記事は「島村楽器のホームページ」からの転載です。

以前、私が木村外科病院のホスピス病棟「やすらぎ」に勤務していました折、患者さんのご家族から、神戸の「奇跡のピアノ」を戴いたことがあります。神戸を襲った大震災で、家は全壊しましたが、リビングのピアノは傷一つ無く無事で、そのことが新聞各紙に取り上げられた、まさにそのピアノを戴いたのでした。

 私は後に、高校の音楽教師だった伯母から特注のアップライトピアノ(当時のヤマハの最高峰であり、鮮やかな朱色の特注)を譲り受けまた別の伯母、彼女はピアノの独奏者であり、昔、読売フィルハーモニーや毎日フィルハーモニーなどとも共演していた方でしたが、その方から、ヤマハの最高峰のグランドピアノ2台、どれも特注でしたが、2台譲り受け、そのうちの1台を、福岡市西区に私が建設した「村上華林堂病院ホスピス棟」に寄贈しました。当時、このピアノを設計したまさにその人が患者さんのお見舞いで訪れ、歓喜しておられました。
盲目のバイオリニスト、川畠 成道さんやその伴奏者であり、ロンドンフィルなどと共演しているピアノ奏者をお迎えし、ボランティアコンサートを2年続けて開催したことがあります。私も少し演奏しましたが、かのピアニストから「Wonderful! You are nice and heartful Pianist.」と言って頂けました。勿論Tuningは念入りに施していましたが、ね。
 このYUS5は、「神戸の奇跡のピアノ」と全く同じものです。やや鍵盤が湿気を吸い、フェルトがすり減っていることが判っています。
 宮若市で「ピアノ工房たくみ」を開いている方に、リペアをお願いしようと思っています。
 ピアノは50年くらいではまだまだひよっこで、それから数十年してすなわち、製造してから100ねんから200年くらいが旬だと思います。ですので、これを、この田川の地で、たくさんの方々に弾いて頂き、メンテしていっていただきたい、そう思います。