aki100mac’s blog

日頃考えていること、体験したことをブログしています。

地下鉄3号線(七隈線)の博多駅までの延伸に思うこと

この頃、福岡市に新しい地下鉄区間が加わりました。地下鉄七隈線は福岡市西区の橋本駅を起点・終点にして、これまでは天神南駅との間を往復していましたが、天神南駅から櫛田神社前駅を経由して終点・起点が博多駅まで延びました。

 西区や早良区中央区の地下鉄沿線沿いに住む人たちにとって、大いなる福音となるでしょうね。この地下鉄は、地下鉄1号線(箱崎線)や2号線(空港線)の軌道よりも一回り小さく、また車両もコンパクトです。

私は2003年1月にそれまで勤務していた木村外科病院から村上華林堂病院緩和ケア病棟施設長兼副院長に請われて転勤しました。形の上では当時理事長だった星野先生が、私を呼ばれたのでした。木村外科病院の創始者である木村豊先生は、「これまで木村外科の緩和ケア病棟の為に尽くしてくれた。ありがとう。これからは、西区の華林堂病院にホスピスをもう一つ創って下さい。」と主立った幹部の方々と福博随一の料亭で送別会をして下さり、送り出していただきました。

 さて、華林堂病院にホスピス棟を創るにあたって、イギリス、スコットランドホスピス、緩和ケア病棟、ナイチンゲール病棟などを見学するツアーに行かせてもらいました。 

ロンドンで乗ったキューブ(地下鉄の車両)が、今度の地下鉄3号線(七隈線)の車両にソックリなのですね。

 ウインストン・チャーチル第二次世界大戦当時、ヒトラーが残虐極まりない非道な戦争をヨーロッパ中にしかける中、チャーチルが孤軍奮闘し、世界をヒトラーから救ったのでしたが、その実話に基づいた映画が2017年に世界公開されました。原題をDarkest Hourといいます。日本名はウインストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男です。その映画の中で、ヒトラーと和睦するべきか、それとも徹底抗戦するべきか、思いあぐねたチャーチルはあろうことか官邸に出勤途上のクルマの中から忽然と消えます。そして、ロンドンの地下深くを走るキューブに乗り、市井の人々に聞きます。「もしロンドン中が』火の海になり、ドイツ兵がそこら中にいたとしたら、どうしますか、降伏しますか?」と。すると名も無き人々が、「Never Surrender(絶対に降伏するもんか❗)と口々に叫びます、1人の少女が勇気を振り絞って、同じく「Never Surrender!」と叫びます。

私はこの映画が大好きで、何度も何度も観ていますが、いつもこのくだりで胸が熱くなります。

 人がその一生のうちで、何かに徹底的に関わり、自らの人生を賭けて夢中になれるものが見つかれば幸いだと思います。

 私にとっては、それは一義的に音楽であり、特にピアノやオルガンの響きですね。そして、やがては消えていく自分の命と向き合い、その時が訪れるまで、できるだけこの世にあって、自分の魂を喜ばせることですね。一度天国への階段を昇りかけたことがあった私です。自分が神様によってこの世に生かされていることを知っています。罪多き自分ですが、こんな自分をも受け入れてくださる大いなる方に、絶対の信頼を寄せています。昨日、2023年4月7日、日本時間15時56分に、Apple iPhone 12 Proの広角カメラで26mm,、f1.6で切り取った1枚の写真から、こんなことを思いながら、REC COFFEEの美味しいチャイティーラテを飲みました。「この一本を待っとった!」このフレーズが虚しく響かないように、くれぐれも戦争だけは嫌ですよ。神様宜しくお願いします。この福博の地が田川の地がロケット弾や砲撃などで無残に壊されませんように、切に祈ります。

 

福岡市営地下鉄3号線(七隈線)が博多駅まで延伸されました。