aki100mac’s blog

日頃考えていること、体験したことをブログしています。

私がこの世に遺すもの

広島の孫です。少し垂れ目が可愛いです。


私がこの世に生を受けて、生きた証しとなるもの、それが私にとっては、世に出た数冊の著作や論文ですかね。あと、世に遺すのは、子どもたちや孫たちでしょうね。家もクルマも本もCDも、他の家財も全てはこの世にいる間のものですからね。

 地位も名誉も財産も、全ては空しいものです。

バイブルでも、「この世を全て手に入れたとしても、それは一瞬のこと。時が来れば失われるものであり、全ては空しい。」と、旧約聖書の詩人は詠います。まさしくその通りだと思います。

自分の父母は、「天国に宝を積みなさい。」と言っていました。子どもたち、孫たちに、一切財産を残しませんでした。普通の人たちとは全く異なった価値観で生きていました。そのおかげで、私も財産を残すことには無頓着ですね。

 子どもたちに迷惑をかけずに、自分らしく生きて行ければそれで良いのじゃないのかな、とそう思っています。

 家も土地も、他の財産も、自分の命が失われたあとまで影響を及ぼすことは無理ですし、そんなものには何の価値も見いだせません。

 私の母方の祖母、中村マサさんは、かつて私にこう言いました。「晶や、頭は生きている間にしっかり使いなさいよ。」と。思考も財産も、全ては私たちが生きている間のこと。それに尽きます。どんな偉人も、どんな悪人も、命は有限です。いつかは死にます。

 これは普遍の原理です。そして、私たちが生きているこの地球も有限です。そう考えると気が楽になりますね。

 旧約聖書の詩人が詠っていますように、「全ては生きている間のこと。飲み、かつ食らい、生きている間に楽しめることを楽しもう。そして時が来て死ぬときには、そっとあの世に旅立とう。」と思います。